『嫌われる勇気』
(ダイヤモンド社:岸見一郎、古賀史健 共著)
内容は哲人と青年の対話形式で構成されており、非常にわかりやすく、アドラーの教えを教授できる著書となってます。
以下、内容の一部解説&感想等です。
第一夜 トラウマを否定せよ
●原因論vs目的論
原因論とは、*ニヒリズムの入口(不幸の入口)であり、過去のトラウマや言い訳を理由にする考え方。
目的論とは、ニヒリズムの対極(幸福の入口)に位置し、トラウマを否定し、目的に沿う考え方。
アドラーの目的論:目的→結果
例えば、引きこもりの青年がいるとして、
それを過去のトラウマなどの要因で今引きこもっている状況と捉えるのが原因論。一方、それを「外に出なくない」という目的が先にあると捉えるのが目的論。
つまり、目的論の立場に立つアドラーはトラウマを否定し、過去を「現在」の解釈でどう考えるのかによって、選択できると。ここでの解釈とは、与えられたものの何かではなく、与えられたものをどう使うのか?が重要!
現在の解釈で考えるということは、同じトラウマを抱えた人がいたとしても、その結果はその解釈によって変わるとも言える。
●まとめ
・与えられたものをどう使うのか?
・トラウマなどない!
・現在の解釈で今を変えられる
*ニヒリズムとは
ニーチェが提唱し、今まで最高の価値と人々がみなし、目的としていたものが無価値となる事態のこと
○感想&雑談
なかなか最初は目的論に首を傾げたくなりました。著書の青年と同じように。
今回、久しぶりにブログ更新しました。読みにくいと思ってますので、パソコン手に入り次第(大阪帰省が2024年6〜7月頃)編集して画像やら、文字拡大等行いたいと考えてます。理由は『アウトプット大全』を読んで、アウトプットの場が欲しいと考えていたからで、昔やっていたブログが真っ先に浮かんだという訳です。記憶定着のためのアウトプット、ゆえに自分のためです。第一夜の最後にプラトンの対話篇を薦めてましたが、まだ読んでません。手に取って、読めそうなら読んでみようと思ってます。