坂本龍一って誰ですか?というバンドマンはいないと思いたいが、おそらくいるね(笑)
学者の世界だけじゃなくて、たとえば音楽でも、日本の若い人たちから、海外に対するあこがれがなくなっちゃいましたね。 外国のものをマネしないっていういいこともあるけれど、反面、國分さんが言うように、引きこもっちゃうというか内向的になってしまって、 外に向かっていかないネガティブな傾向もあって、こちらはちょっといただけない。
その状況は、音楽の世界ではけっこう長く続いていますね。最近デビューする日本の若い子たちのバンドは、 たとえば「ミスチル(Mr.Children)を目指してます!」みたいな感じなんだそうです。要するにミスチルの弟バンドが目標。 そんな感じだそうなんです、僕もくわしくは知らないんですけどね。そのミスチル自身は、間違いなく、 イギリスやアメリカのアーティストを聴いて育って目指して音楽をやっていたはず。でも、今デビューするミスチルの「弟バンド」的な子たちは、 「ビートルズを目指すぞ」じゃなくて「ミスチルみたいになりたい」と思ってやっている、と。
だから、きっと学問の世界でも、國分さんよりも下の世代になってくると、國分さんがあこがれです!「暇と退屈~」みたいな本を書きたいです! なんて子たちが出てくるかもしれない (笑)。
うん、管理人の言いたい事がほとんど詰まっていますね。今のバンドマンは「BUMP、アジカン、NUMBER GIRL、くるりが好きでバンドやってます!!」っていうのが多すぎる。管理人も洋楽に手を出し始めたばかりなので人の事は言えないが、バンドマンなら洋楽は聴くべきだと思う。ルーツを辿ってほしい!
上記のような具体例のバンドがいる。KANA-BOONだ!一時期話題にもなった。インタビューで「アジカンからめっちゃ影響受けてます!」と言っていた。ではそのアジカンが多大な影響を受けたオアシスについては、彼らは「よく知らない」と答えていた。好きなバンドのルーツにも興味がないとは驚いた。別のインタビュー内でアジカンのゴッチから「洋楽聞いた方がいいよ」的な事を言われたらしいです。でしょうね。
エドワード・ヴァン・ヘイレンの名言に
一流のプレイヤーは一流のリスナーでもある
とある。これは自分もあらゆる音楽を聴いてきたという誇りでしょうね。エドワード・ヴァン・ヘイレンって誰かって?管理人も良く知らないよ。洋楽聴き始めたばかりだから。でもこの曲を聴いたら分かると思う。
上記の音楽家の言葉を借りてきて管理人が言いたい事は
洋楽聴け!あらゆる音楽を聴け!
そういう事です。でも「KANA-BOONが売れているじゃないか」って思いますか。それはほとんど音楽初心者でしょ。KANA-BOONが音楽の入り口なのにそれと似たような音楽鳴らして音楽初心者は入り口でずっと迷っている状態なだけです。その次の新たな刺激ですよ。KANA-BOONが10年20年続いていくバンドに思えますか?KANA-BOONとアジカンどちらの方が優れていますか?
Royal Bloodを聴いて「このギターの歪んだ音凄いカッコイイ!!」と思いました。管理人も色んな邦楽を聴いてきたつもりですが、なかなか聴いた事がない音で衝撃的でしたね。これを是非取り入れてみるとかをすればいいんじゃないですかね。日本のバンドが。と思ってしまいます。
◇管理人の雑談
18歳の男子に言われる気分はいかがでしょうか?「ルーツは大事だ!」という肯定派の意見です。これはバンドマンの問題だけでなくリスナーにも当てはまることだと思います。リスナーの質が落ちるとまともに評価してくれないですからね。将来「KANA-BOON好きでバンドやってます!」「洋楽?そんなの聞いているの?」となってほしくないのです。そしてまた「KANA-BOONの劣化バンドかよ」って言われるのがオチ。KANA-BOONに似たような音にするのが間違えではないです。けどそれに+α必要です。KANA-BOON自体も+αしてくれたら面白くなると思っていますけどね。思っているだけ。SUPERCAR的要素、メジャー行ったきのこ帝国がインディーズでやっていたような音楽も面白いんじゃないかとか思いますね。きのこ帝国は賛否両論ありますし。そのままインディーズの頃のきのこ帝国ファン獲得できますよ(笑)